
社長兼CEOのタラク・メータ(Tarak Mehta)が、ティムケンに今年入社したセールスエンジニアたちに話す内容に聞き入るトリップ・カーン。
トリップ・カーンはティムケン勤続35周年を迎えたばかりです。若い頃には考えもしなかったようなことをして、同社での最後の勤務年数を楽しく過ごしています。
「学生時代には、教えることや営業には興味がないと思っていました」とカーンは言います。しかし、ノースカロライナ州立大学で心理学を副専攻し、機械工学の学位を取得した彼は、トリントンでセールスエンジニアとしての最初の仕事に就くのに十分な資格を備えていました。トリントンは2003年にティムケン・カンパニーの傘下に入りました。
現在はティムケンの新人エンジニアたちの営業トレーニングを担当しています。彼のキャリアについてと、ティムケンのトレーニング担当者として、いかに次世代のスキルと興味を掴み、会社を強く存続させるかについて話しました。
なぜティムケンでのトレーニングがそんなに重要なのですか?
カーン:継続的な改善によって達成される、優秀さが第一です。進化し続ける市場の需要に応えるためには、会社の知識を伝え、新しいコンセプトやアイデアを導入することが重要です。生涯学習は ティムケンが長年恩恵を受ける価値をもたらします。常に学習していると、仕事に対して情熱を抱き、顧客と世界に違いをもたらしていると感じるものです。
ティムケンの 新しいエンジニアたちのために「Foundations of Timken Excellence」でセールスの訓練を率いて今年で6年目ですね。この世代と関わって大変だったことや、もらったインスピレーションにはどのようなものがありましたか?
カーン:一番下の娘の年齢なので、親しみを感じます。彼らが高校生のときにパンデミックが起こったので、彼らはとても影響を受けました。若者の多くは、家族の近くに留まりたいと考えています。これは販売キャリアの配属を困難にしますが、目が開かれるような経験にもなります。
それ以外に、彼らの多くは好奇心のスポンジのようで、彼らと働くのは大きな喜びです。非常に冒険的で色々なチャンスがあることをとても喜んでいる人もいます。ティムケンでは、 産業用モーションとベアリング設計の両方の事業で、世界的に二酸化炭素の排出削減に幅広く取り組んでいます。
若者たちは、世界に興味を持ち、世界のことを考えています。 再生可能エネルギーに取り組むことが、 チームの大半を一番やる気にさせているものだと思います。また彼らは、より努力することではなく、より賢く働くという自動化にも興味を持っており、 食品や飲料業界に当社がソリューションをもたらし、 世界の食料不安の解決に役立つ方法を探す働きに期待してます。
ティムケンが、今後数十年にかけてこれらの課題に確実に対応するために、あなたが特に重視しているスキルは何ですか?
カーン:ティムケンは国際化の道を歩んできましたが、 新社長兼CEOのタラク・メータは、それをさらに違うレベルに引き上げようとしています。各チームメンバーは、 文化や民族だけでなく、思考の多様性にも考慮した世界的な考え方を育成していかなければなりません。
カフェテリアでたまたま顔を合わせるだけでなく、皆は時間帯を越えて作業しているので、人間関係の構築は一貫した課題です。この会社全体で皆が利用できるサポートがたくさんあり、私たちは主要な人物たちとの会議や人脈構築を大きく推進しています。社内の人や顧客でも、メールやテキストにあなたの名前が表示されたときに、あなたの顔が目に浮かぶようにしたいのです。
「常に学習していると、 仕事に対して情熱を抱き、顧客と世界に違いをもたらしていると感じるものです」
Trip Kern)
トレーニング・マネジャー
キャリアを振り返って、今日の若いエンジニアたちにどんなアドバイスをしますか?
カーン:同僚が互いから学び合うとき、部屋のエネルギーが動くのを見るのが大好きです。振り返ってみると、自分がこの部屋で学んでいたとき、幾人かの人たちがメンターとして重要な役割を果たしたことがわかります。数人は生涯の友人となりました。
どこにいても周りを見渡し、 協力する機会と、問題解決をする機会がないかを見てみましょう。高い柵を越えるようなものです: 「私が手を組めば、あなたはそこに足を置くことができるので、私はあなたを持ち上げることができます。一緒に、直面する課題を解決することができるのです。」