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ティムケンが地域を力づけて125年

過去125年、ティムケンは、事業を展開する地域社会にとって良いことは、事業にとっても良いことであるという考えを実行することで繁栄してきました。「これは、今後も決して変わりません」と、地域関係主任アナリストのシャナ・イーバート(Shanna Ebert)は言います。

イーバートはティムケンの地域の声を反映する新しい役割を大切にしています。ティムケンで地域社会との関係をより強化するための彼女のアプローチについて話を聞きました。

ティムケンは事業を展開している地域社会へ長年投資していますが、その原動力は何ですか?

イーバート:ティムケンの指導者たちは、事業の背後に強い地域があるとき、事業も強くなることを長い間理解していました。ティムケンの施設を訪れると、ティムケンが地域に不可欠な存在であることがすぐにわかります。私たちは、地域に住み、働いている人々への投資と、地元の従業員を力づけることにフォーカスし、どこに投資するかを現地の従業員が決定できるようにしています。それが素晴らしい地域関係を築くやり方です。

メゾン・ポア・ラ・シアンス・アルザス(アルザス科学の家)

フランス全土で、メゾン・ポア・ラ・シアンスは教師の専門知識の開発を支援し、10歳から14歳の生徒たちが、質の高いSTEM(科学、技術、工学、数学)教育にアクセスできることを助けます。アルザス地域の「科学の家」との関わりは拡がり、学生が協力してプロジェクトや問題解決に取り組む、製作ラボラトリーの作業場「FabLab」の資金提供も行っています。フランスのコルマールでは、STEMのキャリアについて学び、機械を使う仕事の実習と、ティムケンの製造施設の見学に訪れる多様な学生たちのグループを、ティムケンは受け入れています。

Automotive Skill Development Corporation (ASDC)

インドでは、ティムケンはAutomotive Skill Development Corporation (ASDC)への支援を通じて、教育と高度な能力開発を促進しています。ASDCは、技術者と熟練労働者の育成と向上に焦点を当てた組織です。これまでに、200人以上の技術者が能力開発の訓練を受けてきました。

Habitat for Humanity

Habitat for Humanityは、安全で手頃な価格の住宅を提供することで、恵まれない家族の生活を改善し、地域社会を強化するという働きを70カ国で行っています。Habitatは、地元の人たちがボランティアと一緒に自分の家を建てて、手頃な住宅ローンを組むのを助けます。ティムケンは、1996年に、最初のHabitatによる住宅をルーマニアで建設し、1999年には同社の100周年を記念して、アメリカでもHabitatのボランティア活動を開始しました。それ以来、ティムケンは、東中部オハイオのHabitat for Humanityと協力して35軒の家を建て、組織初の女性だけの建築日を主催しました。ティムケンの PloiestiとPrahovaのチームは、ルーマニアのHabitat for Humanityを支援し、最近ではPloiestiの施設から7マイル離れたBerceniで数棟の四世帯住宅を建設するのを助けました。

パスファインダー

毎年、ティムケンのボランティアたちは、ティムケン従業員の中学生の子どもたちに設計工学を教え、将来の学習とSTEM分野でのキャリアに興味を持ってもらいます。子どもたちは、ラバランプの実物を見て材料科学を学び、レゴでレースカーを作ってギア比がどのように機能するかを発見し、果物への液体窒素の影響を観察することで食品科学を探求します。

災害救援

災害がティムケンの地域で発生した場合、従業員は迅速に物品を寄付し、動員してボランティア活動を行います。ティムケン災害救援プログラムは、より良い効率とインパクトをもたらすために従業員から寄付を集め、世界中で危機に瀕している地域の赤十字の援助に資金を提供してきました。個々の施設や従業員資源グループ(ERG)による草の根慈善活動も、特定の地域における目標を達成しています。

ユナイテッド・ウェイ

ユナイテッド・ウェイは、家族の健康、経済の安定、若者の機会を促進する地元の団体と提携を組んでいます。各地域で、ユナイテッド・ウェイは、放課後プログラムから悪天候の影響を受けた地域の災害救援まで、地域の優先事項に基づいたプログラムへの資金援助を行っています。ティムケンの創設者の一人であるH. H. ティムケンは、1922年にティムケンの世界本部がある地域でユナイテッド・ウェイの設立を助けた際に、ユナイテッド・ウェイの大切さを認識しました。今日、米国とカナダのティムケン従業員は、集団で資金提供を行い、グループでボランティア活動をすることで、ユナイテッド・ウェイを支援しています。

サイエンス・アンド・イノベーション・キャンプ(科学と革新のキャンプ)

中国のティムケン従業員は、ボランティアとして教室で時間を過ごします。「科学と革新のキャンプ」では、科学と技術に対する次世代の関心を育てるために、彼らのメンターを務めます。これらのプログラムは、発展途上地域の学生にSTEM教育へのアクセスを提供し、革新的な発想を励ますことで、彼らの将来のキャリアを導きます。

ティムケンの地域への投資の主な分野は?

イーバート:STEM教育と事業を展開している地域の基本的なニーズを優先し、 ユナイテッド・ウェイ や赤十字国際委員会などの主要な非営利団体のプログラム支援や、地元や地域の組織から要請される助成金の援助を行っています。

例えば、医療アクセスの格差が大きいインドでは、移動型診療所を支援しています。今年、ハリケーン・ヘレンが米国を襲ったとき、ティムケンの従業員たちは被災地で活動を始め、資金と支援を必要としている人々に助けを提供しました。

ティムケンの世界各地でのSTEM活動は、次世代のエンジニアたちにインスピレーションを与え、彼らをティムケンに繋げます。今年、ヨーロッパ5カ国がSTEMに関する提案をまとめ、その素晴らしい案のいくつかは、来年にも実施される予定です。ティムケンは、 NASAや、FIRSTや、世界的なロボット工学の組織と協力し、 世界中の地域や地方で毎年行われるEngineer for a Dayのようなプログラムを推進しています。

Timken’s WHQ community celebrates a 25-year partnership with Habitat for Humanity this year

ティムケンの世界本社のある地域は、今年、Habitat for Humanityとの25年にわたるパートナーシップを祝いました。彼らは共に35軒の家を建て、困っている地元の家族のために安定した家を提供しました。写真のシャナ・イーバートは、今年のWomen Build home(女性が建てる家)のときに断熱材を追加するのを手伝ました。

を実現するためにどのような戦略を練りましたか?

イーバート:私たちが協力するとき、現場の人々がまとめ役の大半を行います。地域の一員として、重要な関係を築き、地域のニーズを理解します。私は彼らに頼り、彼らから多くのことを学び、彼らは私が手伝える場所を教えてくれます。

戦略的パートナーシップの実現や、ボランティアがさらに関われるようにすることや、地域のニーズに対応する資金源を探すことに多くの時間を費やしています。私の仕事の大部分は 話しをすることです人々は、移動式診療所や、ハリケーン救援活動、ティムケンの従業員たちが年間を通して行う多くの親切な行為について耳にすると、自分たちの地域でも何ができるかと考えるようになります。そのために、私は自分たちが与える影響を測り、それらの証言を収集して共有する方法を常に探しています。

歩き回って、人々と話し、彼らを知るように努力し、彼らが感謝され、自分の声を聞いてもらっていると感じていることを確認するようにしています。一人ずつ、ティムケンの中でコミュニティを構築しています。そうすると、地域社会の中に出て行っても、より良い仕事ができるようになるからです。

あなたのやる気はどこからきていますか?

イーバート:人です。人は私たちが思っているよりもはるかに複雑で、良い意味で私たちを驚かせてくれます。 宇宙探査外科用ロボットを支える部品を設計するエンジニアたちが、 3年生の教室に行って彼らのために本を読んでくれます。重役たちが、落ちこぼれの十代の若者たちに手紙を書いて、彼らが大切な人間であることを伝えています。私たちは皆、人とつながり、どこかに属したいものです。それが地域の関係を築くことなのです。


従業員、顧客、地域社会のために正しいことをするというティムケンの企業文化は世界的に認められ、Ethisphereの「World’s Most Ethical Companies®(世界で最も倫理的な企業)」に 何度も選ばれました。続きを読む