ティムケンのサービスエンジニアは、高価な機器の問題を判定して処理します

専門知識

ティムケンのサービスエンジニアは、高価な機器の問題を判定して処理します

ザビエル・モナション氏は、大きな利害に関わる問題に取り組んでいました。彼は、コルシカ島とフランス本土を結ぶフェリーのプロペラシャフトを修理するように呼ばれました。競合ブランドのベアリングが故障したので、ティムケンの新しい球面ころベアリングを注文したのです。

計画、製品、ツールを持って彼が船場に到着したとき、彼はシャフトクランプリングが既存のハウジングには適合しないことを発見したのです。

「この船は一度に500人以上の乗客と120台の車を運ぶことができ、あと12時間で出航しなければなりませんでした」とフランスのリヨンに拠点を置くのサービスエンジニアであるモナション氏は当時を思い出します。「時間通りに修理できなかった場合、少なくとも1回の往復をキャンセルし、乗客に迷惑をかけ、フェリー会社にも24万ユーロ以上の損害が出る可能性がありました。」

この問題を解決するために、モナション氏は機転をきかせて、現地のコネクションで迅速にクランプリングをカスタムで変更し、適切に改造することができたのです。  プレッシャーの下での彼の素早い対応のおかげでフェリーは時間通りに出航し、顧客は他の船体にも起こった同じような問題の修理を追加注文したのでした。

冷静な頭で考えて解決策に目を向ける

モナション氏のようなティムケンのサービスエンジニアは、トラブルシューティングに多くの日数を費やしています。その広範な知識、機械に関するスキル、解決策を即座に生み出す能力で、世界中の機械を動かし続けるます。大きな問題になる前に、小さな問題に対処することも、時には必要です。また、問題が大きく、壊滅的で、非常に緊急である場合もあります。

ティムケンのサービスエンジニアは、困っている顧客の話を聞き、根本的な原因を特定し、迅速な修正と長期的な解決策の両方を提供する専門家です。ある日は、製薬会社が遅滞なく薬を届けることができるように、重要なポンプにベアリングを上手く取り付ける方法を助けているかもしれません。また別の日は、製紙会社の稼働時間を増やすために新しい組み立てと取り付けの基準を提案しているかもしれません。トイレットペーパーとティッシュペーパーを棚から切らすことがないようにです。

「彼らはこの分野における私たちの目と耳です」と、ティムケンのサービスエンジニアリングのグローバルマネージャーであるドラゴス・オプレスク氏は言います。「当社の製品およびアプリケーションエンジニアは常に現実の世界に合わせて設計しますが、サービスエンジニアは、その現実が突然変わったときにも問題を解決するよう備えています。」

ある一顧客の慣行が業界のトレンドになるとき、一番最初に気づくのがサービスエンジニアなのです。彼らが観察の結果を他のエンジニアである同僚に報告するとき、それはティムケン製品の革新を知らせ、将来の製品を形作るのを助けます。

たとえば、米国を拠点とするサービスエンジニアのスコット・アイクス氏は、最近、製紙工場の顧客の多くが、プレスフェルト・ローラーベアリングの水分が多すぎてシーリングが不十分であることに気づきました。結果として生じる稼働停止による損額は大きく、典型的な工場には36のベアリングが設置されており、それらが皆同じシーリングの問題を抱えていました。

サービスエンジニアのスコット・アイクス氏(右)は、彼が訪れた複数の工場で同じ問題が原因で機器の稼働停止が起こっていることに気づきました。

アイクス氏はティムケンの製品エンジニアに問題を相談し、 球面ころ軸受ソリッドブロック収納ユニット を共に開発。これにより、工場の稼働時間が大幅に増加したのです。

「私たちは問題に飛びつきます。」

同社がブランドを増やし、サービスを提供する市場が拡大するにつれ、ティムケンのサービスエンジニアリングが網羅する範囲も、広がり続けます。今日のティムケンサービスエンジニアのネットワークには、さまざまな送電関連の専門知識を備えた、熟練した現場の専門家がいます。

去年の4月、 ティムケン・パワーシステムズ (TPS)の北東部のゼネラルマネージャーであるリック・チルザノウスキ氏は、午前2時に電話で起こされました。米国の北東部のお客様に電力を供給している2つの原子力発電所のうちの1つで、内部の潤滑油の問題が起こり、それが原因で フィラデルフィアギア社の クラッチに大きな障害が発生したのです。何年も問題なく作動していたクラッチは、アメリカンフットボールの競技場ほどの大きさの蒸気タービンの重要な部品であり、何百万もの顧客に電力を供給するために不可欠な部品でした。

その応対は信じられないほど素晴らしいものでした。フィラデルフィアギア社のサービスエンジニアとサプライヤーは、休日も24時間体制で協力し、クラッチの分解、出荷、修理、返却、再取り付けを行いました。緊急でない状況では数週間かかる作業を、彼らは数日で終わらせたのです。

「私たちの哲学は、問題に向かって走っていくことです」とチルザノウスキ氏は言います。「私たちは、自分たちのものを修理するかのように扱い、それが私たちが違うところです。」

ティムケン・パワーシステムズは、優れたものを提供したいという願望を 風力エネルギー 業界にももたらし、高度な訓練を受けた現場サービスチームが大型タービンの調整サービスに専念します。

最近の事例では、 H and N Wind チーム(ティムケン・パワーシステムズの一部)が、風力発電機においていくつかの発電機の故障の原因を追跡し、Yリングの損傷が典型的な問題であることを発見しました。Yリングは、発電機とローターコイルパックの間の電気を接続し、本質的に風力タービンを「点火」する働きをします。

技術者たちは、電気工学と機械工学の知識を独自に組み合わせて、アップグレードされたYリング、ベアリング、その他の部品のタワーアセンブリを行い、複数の発電機のサービスを復旧しました。彼らの作業により、風力発電事業者は機器を長時間稼働停止にする必要もなく、サービスを提供する世帯に電力を中断せずに提供することができました。

ティムケンの従業員が職務責任以上にサービスに専念するのは

彼らにとって当たり前のことですが、グローバルサービスのエンジニアリングチームほどそれを徹底しているチームはありません。

新しいベアリングを取り付ける前に、取り付け、設定および潤滑手順のマニュアルを副エンジニアが作成するのです。取り付けの際、彼らは現場に出向き、それらの工程と、正しく取り付ける方法について顧客チームをトレーニングします。その過程で、機器の性能の向上だけでなく、機器のオペレーターやメンテナンスチームもより安全を認識するようになります。

サービスエンジニアはまた、ティムケンのソリューションを工場から実際の現場に安全に届けるのを助けます。「輸送がうまくいくように、箱やパレットに部品を入れる方法をアドバイスします」とオプレスク氏は言います。

部品のサイズや重量が極大の場合、出荷が大きな課題になります。製鉄所用の何トンもあるロールネックベアリングや、超大型風力タービンのメインシャフトベアリング、または海軍艦艇のギアドライブの場合、一連の輸送に関する決定が重要になります。正確に正しく設計、構築するために一生懸命働いたとき、輸送により損害が起こったなんで誰も聞きたくありません。

「お客様が製品を受け取ったとき、彼らがそれをどのように開き、取り扱い、正しくインストールするかを私たちは最初から検討するのです」とオプレスク氏は言います。「私たちの作業は、初期設計の段階から耐用年数が終了したときの交換時まで、製品寿命のすべてにおいて本質的に影響を与えます。」

経験豊富なサービスエンジニアは、現場の新しいサービスエンジニアを指導して、数十年にわたる知識を次世代に伝えます。現場での経験は非常に重要です。特定の業界を専門とするアプリケーションエンジニアとは異なり、サービスエンジニアは、その管轄内にいるさまざまな顧客にサービスを提供します。

「知るべきこと全てを学ぶ簡単な方法なんてありません。40年間これをやっている人でも、毎日何か新しいことを発見するのです」とオプレスク氏は言います。「サービスエンジニアになるためには多くの労力を必要としますが、継続的な職場での学習はお客様のためになるだけでなく、サービスの要請があるたびに、一般の人々のお役に立つことができるのです。」