よく尋ねられる質問 

Timken®ベアリングは潤滑済みで出荷されていますか?
ティムケンのほとんどのベアリングは保護剤の薄い膜で保護されています。これは、さびや腐食を防止する点で優れた特性を持っていますが、潤滑剤ではありません。当社の保護剤はほとんどのオイルやグリースと併用できるものなので、潤滑剤を加える前に保護剤を除去する必要はありません。ティムケンではまた、工場で「潤滑済み」で、様々なタイプのある、特別な一体型ベアリングユニットも提供しています。これには"AP"鉄道用ベアリング、自動車ハブアッセンブリ、一体型ユニット、幅広インナーリングボールベアリング、ピローブロックユニットおよび一部のボールベアリングが含まれています。これらのユニットは潤滑済みなので、シールを外してグリースを追加する必要はありません。

潤滑剤のチューブに「60 O.K. Timken Load」と書かれていました。これはどういう意味ですか?
1932年から1972年にかけて、ティムケン社は潤滑剤テスト装置を製造して販売していました。これは、グリースやオイル潤滑剤のEP (極圧)での特性を決定するために使用されました。これは業界標準のテストとなりました。ベアリングのレースは、高速度で回転する、テーパの付いた心棒に取り付けられます。それから四角いスチールのブロックが、接触面にテストする潤滑剤を十分つけた状態で、回転するレースに押し付けられます。ブロックの負荷は段階的に増やされ、最終的に油膜は壊れます。そして回転するレースがテストブロックにひっかき傷を付けます。ひっかき傷のできた時の荷重の値が、Timken “O.K.”荷重等級と呼ばれるようになりました。

一般に、O.K.値が高いほど、潤滑剤は油膜の強度を失わずに荷重に耐えられるものとみなされます。ただし、このことは必ずしも正しくはありません。そしてこのテストの主な目的は、潤滑剤にEP添加剤が含まれているかどうかを判定することでした。値が35ポンドを超えていれば、EP添加剤が含まれていることを示します。

テーパローラベアリングに対して、合成オイル潤滑剤を推奨しますか?
ティムケン社は、特定の利用例の必要条件に適した添加剤が使われている限り、テーパローラベアリングに対して合成潤滑剤を使用することには反対しません。ある場合、合成グリースは、石油ベースのオイルよりも、機械的および熱的条件によるブレークダウンに対する抵抗力の点で優れています。しかし、OEMメーカーは、指定されている潤滑剤を変更してよいかどうかについて必ず確認を行うべきです。特定の利用例で合成オイルグリースを使用する前に、セールスエンジニアまたはサービスエンジニアに相談して、そうしてよいかどうか確かめてください。

自分の利用例でEP (極圧)添加剤を含むあるいは含まないグリースを使用するべきかどうかは、どのように知ることができますか?
EP添加剤は特に、高いアキシアルまたはスラスト荷重を受ける利用例の場合に有用です。しかし、ベアリングの寿命テストは、一部の利用例では、EP添加剤を使用することにより疲労寿命が短くなることを確かに示しています。当社では、EP添加剤は高いアキシアルまたはスラスト荷重を受ける利用例でのみ使用することをお勧めしています。ティムケンのグリースの多くには、それを必要とする利用例のために、EP添加剤が含まれています。

製造者が推奨しているグレード以外の潤滑剤を使用することは、、ベアリングの故障の原因になりますか?
適切なグレードおよびタイプの潤滑剤を使用することは、ベアリングのパフォーマンスに関連する重要な要素です。潤滑剤が指定されている場合には、必ずOEMの推奨事項に従ってください。そうしなかった場合、ベアリングの寿命が短くなること、または重大な身体的危害のリスク(あるいはその両方)につながります。

グリース製品の使用期限はどうなっていますか?

ティムケン社が製造しているほとんどのオイルとグリースの使用期限は、それらのオイルやグリースが本来の、開封されていない容器内で適切に保管されていることを条件として、製造後2年になっています。

ベアリングから潤滑剤を除去するにはどうしたらよいですか?

まず、届く限りの範囲のオイルまたはグリースをすべて拭き取ってください。それから、鉱物油、合成油およびグリースの場合には、表面全体を石油精製品や灯油などの炭化水素の溶剤で拭き、それからイソプロピルアルコールで拭いてください。

私は競合会社の潤滑剤を使用しています。ティムケン社も同様の製品を提供していますか?

当社にはおそらく、お客様がご使用の潤滑剤と機能的に同等の製品があります。多くの場合には、より優れた製品を競争力のある価格で入手することができます。詳細については、最寄りのティムケン社の販売代理店までお問い合わせください。

グリースの中のオイル成分が分離していることに気づきました。使用しても問題ないですか?

円筒型容器やドラムに保管されているグリースの上方である程度オイル成分の分離または油たまりの形成が起こっても、問題にはなりません。覚えておくべき点として、グリースは、ベアリングの接触面でオイル成分を解放することによりベアリングを潤滑するので、オイル成分の解放はグリースにとって必要な特性の1つです。通常、分離するオイル成分の量は、容器内のグリースの量と比べれば、ごく少量です。普通、分離したオイル成分は、容器内のグリースをかき混ぜれば元に戻ります。経験からすると、時間とともに生じるこの種のオイル成分の分離は、保管中のグリースの表面を平らにしておけば(つまり、表面にくぼみなどが残らないようにすれば)、起こりにくくなります。

グリースのグレードまたは粘稠度もオイル成分の分離と関係しています。グリースのグレードが小さいほど、オイル成分は分離しやすくなります。

最後に、保管中の温度の大きな変化も、オイル成分の分離に影響します。 保管中の温度はできる限り一定に保ってください。

オイル/グリースの色が、新品の時よりも濃くなっています。使用しても問題ないですか?

はい、使用しても問題ありません。一部のオイルやグリースは、直射日光、紫外線、高温または空気にさらされると色が濃くなる添加剤を少量含んでいます。色の変化は添加剤の酸化の結果ですが、これはオイルやグリースのごく少量の成分なので、潤滑剤の機能の変化は、もしあったとしても、ごくわずかです。

ティムケン社の製品を、使用している部品に自動的に加えるには、どんな器具を使ったらよいですか?

ほとんどのグリースやオイルは自動的に注入することができます。 当社は、ベアリングのメンテナンスを適切に行うための、シングルポイントまたはマルチポイントの自動注入器を提供しています。

2種類のオイル/グリースを同じ部品に使用して、双方が接触した場合、何らかの問題が生じますか?既存のシステムで使用しているグリースを、別なグリースで置き換えたいと思っています。古いグリースを完全に除去することはできません。古いグリースと新しいグリースの間で互換性の問題は生じますか?

2種類の潤滑剤が、同じベース液体と増粘剤を使用している限り、互換性の問題は生じないはずです。2つの潤滑剤のベース液体の粘度が異なっている場合、両者を混合すると、ベース液体の粘土はそれらの中間になります。オイルの粘度が異なっていても互換性の問題は生じない可能性がありますが、パフォーマンスの問題は生じるかもしれません。新しい潤滑剤の特性が、古いものと混合して大きく変化しないようにするには、部品から古いグリースを完全に拭き取るか除き去ることが重要です。ペルフルオロポリエーテルおよびシリコーン系のベース液体は、他のベース液体と混ぜ合わせることはできません。(鉱物由来または合成の)炭化水素およびエステル系のベース液体は、ある程度互換性があります。粘土および従来タイプのポリ尿素の増粘剤は、他のタイプの増粘剤と混ぜ合わせることはできません。グリースの軟化またはブレークダウンが生じる可能性があります。